肩こりの原因 内臓疾患 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
ここでは肩こりの原因となる、主な内臓疾患について説明しています。
内臓疾患が肩こりとして現れるのは想像つきにくいですが、実際に症例として数多く上がっていますので、是非知っておいて頂きたい内容です。
代表的な内臓疾患:消化器系
以下に消化器系器官における、肩こりの原因にとなる代表的な内臓疾患を説明します。
胆嚢炎・胆石
この疾患の場合は右上腹部が激しく痛みますが、同時に右肩から肩甲骨にかけても強く痛みます。
肝臓疾患
肝炎など肝臓に障害があると、肝臓の上にある横隔膜を刺激するために肩の動きが悪くなります。従って、横隔膜の周辺の内臓に疾患があると、右頚部から肩の後ろにかけて痛みます。
胃腸障害
下痢や便秘でも、肩こりや肩甲骨の間が痛むことが多いです。 胃の調子が悪くなると、肩甲骨と背骨の間にある筋肉の菱形筋(関西ではけんびきと呼ばれるところ)に圧痛点が出ます。
代表的な内臓疾患:呼吸器系
肺の病気と肩こりは密接な関係があります。
肺結核や肋膜炎の初期症状は首から背中にかけてこります。
また肺尖といって、鎖骨や第1肋骨の陰になっている部分に癌(パンコースト腫瘍)ができると、腕の神経や鎖骨下動脈を刺激し、腕のしびれや頑固な肩の痛みを伴うことがあります。
また首や背中は癌が転移しやすく、肩こりに似た症状をみせることもあります。
代表的な内臓疾患:循環器系
心臓疾患と肩こりも密接な関係があります。
心臓疾患からの関連痛を疑うサイン
関連痛に関しては
- 肩が痛くても動かせる(動きに関係なく常に痛い)
- 制限がなく動かせる(筋骨格系の問題なら可動制限が存在)
- どのような体勢でも痛みがある(夜間痛など含む)
- 痛みが時間と共に増えてきている
上記の内容に該当した場合(特に上の2つ)、必ず医療機関(内科専門医)で診察を受けて下さい。
心筋梗塞を疑うサイン
心筋梗塞の関連痛は放散痛として現れますが
- 両肩に出る
- 心臓を中心に半径30cm付近に出る(背部も含む)
(冷や汗も出れば確率はさらに上がります)
これらに該当すれば、必ず循環器内科で診察を受けて下さい。