腰痛の原因 内臓疾患 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
ここでは腰痛の原因となる主な内臓疾患について説明しています。
内臓疾患による腰痛の特徴
内臓疾患による腰痛の場合、以下のような特徴が見られます。
- 激痛が無い
- 背中が張ったような感覚
- 軽く痛いような感覚
- 重い感覚
- 慢性的である
- 体の姿勢を変えても痛みが変化しない(変化する場合は運動器障害)
- 押したり揉んだり温めたりして筋肉をゆるめても痛みが変化しない
腰痛の原因となる代表的な内臓疾患
以下の代表的な内臓疾患を説明します。
卵巣膿腫(らんそうのうしゅ)
この疾患が原因の場合、激痛はなく、慢性的に軽く痛むような張るような感覚の腰痛(腰椎1番~2番あたり)があります。背中に張りを感じる事もあります。
姿勢を変化しても痛みの変化はなく夜間痛もありません。
腰痛が生理周期と関係しているなら、この疾患の可能性が大きく、生理時に激しく痛くなる場合と排卵時に激しく痛む場合があります。
生理後は腰痛が軽くなります。
※子宮内膜症の場合は、どちらかといえばお腹側に痛みが出ます。
腎臓結石(じんぞうけっせき)
慢性的な痛みが腰の片側(石のある腎臓側)だけに出ます。
姿勢を変えても痛みの変化はありません。
石の位置により痛みの出る位置が変化します。
この疾患を持つ方は腰の重さを訴え、「腰に鉛が入ったみたい」と表現することも多いです。
そのため、腎臓結石は腰痛と誤診断されやすい疾患の一つです。
※お腹側に痛みの出る腎臓結石もあります。
※虫垂炎の場合はお腹がカチカチに硬くなりますが、腎臓結石の場合は硬くなりません。
膵臓疾患(すいぞうしっかん)
慢性の膵臓疾患の場合、腰椎1番~2番あたりに重い痛みがあります。
腰痛と誤診断される場合は、慢性膵炎などです。
膵臓の疾患は重篤な場合もありますので、膵臓疾患が疑われる場合は、病院での診察を必ず受けて下さい。
腰痛の原因が重篤な疾患の場合も
以上に挙げた代表的な内臓疾患による腰痛は主に慢性的です。
膵臓疾患以外の重篤な疾患の場合に伴なう腰痛に関しては
50代以上の場合 → 癌の可能性
20代未満の場合 → 脊髄の疾患の可能性
が考えられますので、以下のページにてご確認下さい。