整体 ロベットブラザーの法則 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
アプライド・キネシオロジー(AK)では、上部脊椎と下部脊椎は同期的に機能している
と考えており、この関係性を「ロベットブラザー」(兄弟椎)と呼びます。
例えば、頸椎1番と腰椎5番の「ロベットブラザー」の関係です。
この同期にも「同方向」と「反対方向」の2種類あります(下図参照)。
- 同方向同期の例 :頸椎2番の歪みが右回旋の場合、対応する腰椎4番は右回旋。
- 反対方向同期の例:頸椎4番の歪みが右回旋の場合、対応する腰椎2番は左回旋。
図説 AKのテクニック(エンタプライズ刊)より
歪みのある椎骨があればそれとロベットブラザーの関係にある椎骨も検査します。
しかし、必ずしもロベットブラザーの関係にある椎骨に歪みがいつもあるとは限りません。
この離れた位置関係にある骨の関係性は、椎骨だけではなく頭蓋骨と骨盤との関係にあてはまるとも言われています。
- 仙骨と後頭骨の関係
- 尾骨と蝶形骨(または外後頭隆起)との関係
- 腸骨と側頭骨との関係
脊椎の中を通っている脊髄神経は硬膜で覆われ尾骨まで到達しているのですが、
この硬膜がたまに捻れていることがあります。
私見ですが、この硬膜の捻れがロベットブラザーを引き起こしていることがあるのではないか
と考えています。
図説 AKのテクニック(エンタプライズ刊)より
当院でのロベットブラザーの症例
以前仰向けに寝ると腰が痛くてたまらないというお客さんが来院されました。
腰痛に関連しやすい深層筋や腰椎の歪みを調べても問題はありませんでした。
もしかして・・・と、この法則を思い出して頸椎を調べてみましたところ、
頸椎2番に少し触れるだけ痛みを感じていました。
そしてこの頸椎を矯正した瞬間から「腰が楽になりました!」と喜んでいらっしゃいました。
首の不快感もなくなり動きやすくなった上に、仰向け時の腰痛が無くなったそうです。
人体の不思議を目の当たりにした瞬間でした。